分銅によっては重量が正確でない可能性もある
おもりという道具を使えば、基本的には正確な重量を確認する事ができます。分銅に汚れなどが付着していなければ、正確な重さを調べる事は可能ですが、それも製品次第です。おもりによっては、数字が正確でない可能性もありますから、注意を要します。例えばある分銅の場合は、30グラムであるとします。それを天秤の片側に乗せて、もう片方に物を乗せた時に釣り合っていれば、物の重さは30グラムの筈です。しかし分銅の重さが正確でない時は、話は大きく異なるでしょう。30グラムと明記されている分銅なのに、実際の重さは50グラムという状態なのは少々困ります。実際、分銅に何か余計な物が含まれている時などは、数字が正確でない事もあります。
認可済みの分銅なら正確な重さを確認できる
ところでおもりによっては、JCSSという証明書が発行されている事があります。JCSSの証明書がある分銅は、認定済みの状態になっている訳です。認定とは、重量の正確性の事です。専門業者に依頼しますと、分銅の重さの正確性を確認してもらう事もできます。いわゆる試験を行ってもらう訳ですが、それに合格すればJCSSによって認定された状態になる訳です。つまり第三者機関によって、正確性が認められた状態になります。という事は、認定済みの30グラムの分銅であれば、間違いなく30グラムという重量であると判断できる訳です。決して50グラムではありません。ですから正確な重量を確認したい時は、認可済みの分銅を使ってみると良いでしょう。ですから分銅を販売している会社としても、認可を得るための審査を受けている事も多いです。認可されていれば、信頼されやすくなるからです。
認可の申し込み手続きは費用はかかる
ちなみにJCSSの認可を取る為には、手続きも必要です。専門業者に申し込みをした上で、所定の手続きを踏む必要はあります。また認可を取るのは、無料ではありません。専門業者に指定の料金を支払った上で、審査を受ける事になります。しかし、たとえ費用がかかっても審査を受けている会社も多いです。というのも分銅を取り扱っている会社には、信頼性を重視したいというニーズがあります。顧客から信頼されるのが第一ですし、分銅にも正確性が求められます。ですから費用を支払って、申し込みしている法人も多いです。実際、分銅が認可済みの状態になっていれば、信頼されやすくなる傾向があります。