数字の正確性を証明できるメリット
おもりの正確性を証明したい時は、JCSSが検討される事も多いです。そもそも計量器には、必ずと言って良いほど正確性が求められます。計量器の役割は、正確な数字を表示する事です。不正確な数字が表示されてしまうと、信頼性が失われてしまう事もありますから、注意が必要です。ですが上述のJCSSの審査を受けておくと、計量器の正確性を証明する事ができます。審査の際には、計量器を色々な観点から確認する事になります。様々な方法で試験を行ってみて、特に性能が問題ないと判断されれば、証明書も発行される訳です。ちなみに証明書は、製品に添付する事もできます。計量器の裏側などに証明書のロゴを貼り付ける事もできます。そのロゴが付けられている製品であれば、表示される数字は正確であると判断できますから、消費者としては安心して計量器を買うことができます。それにメリットを感じて、証明書を取得している方も少なくありません。
間違った数字が表示される可能性もある
ところで数字が正確と言っても、地域の問題が浮上してくる事があります。他の国にとっては正確でも、自国にとっては正確であるとは断言できません。その逆もあります。例えば、ある計測器は海外で作られたとします。海外の機関による審査も受けていて、その証明書も発行されている製品です。ですが、たとえ海外の機関によって認可されていても、国内基準では正確でない可能性もあります。海外と国内は基準が異なる事もあるので、間違った数字が表示される可能性も否定できません。計量器が示している数字は400グラムではあるものの、国内の基準に照らし合わせてみると、実際の重量は500グラムという可能性もあります。そのような数字の差が生じてしまうのは、大変困ります。
国際的に認可されているので安心
しかし上述のJCSSによって認可されたおもりの場合は、その点は問題ありません。国際的に認められた基準が採用されているからです。国際的である以上は、もちろん幅広い国が認めています。ですから上述の計量器のように、400グラムや500グラムなどの差が生じてしまうリスクは、かなり低くなる訳です。おもりという道具は、日本国内だけでなく海外でも使われる可能性があります。それも考慮すると、国際的に認められた証明書が発行されているに越した事はありません。その点JCSSの場合は、世界の幅広い国々によって認められていますから、安心です。